実践で覚えるメリット
日本にいながらにしてもちろん英語や英会話の勉強はできますが、やはり可能ならば「かわいい子には旅をさせろ」という言葉どおり、自分の人生をよりよくし、人としての幅の広い人間になるためには旅することをおすすめします。もちろん、旅する時間と多少のお金が必要ですが、英語を母国語として話す国に行って少し滞在することをおすすめします。もし、仕事で赴任できるのでしたら、そんなラッキーなことはないと思います。
まず、英語圏に行きますと自分のまわりで聞こえる言葉はすべて英語です。これだけでもリスニング教材です。ちょっとオーバーロードぎみですが、これを毎日続けていますと、よく聞こえてくる単語も拾うことができますし、よく聞くフレーズも出てくるようになります。そうしてだんだん語彙と使えるフレーズが増えていきます。
私がオーストラリアに最初に到着したときはリスニングは最低でした。たぶんそのときは英検でいうと2級かそれ以下ぐらいのリスニング能力しかなかったと思います。
これは大変なことになったと思ったので、3ヶ月は日本語を話さないと心に決めて、日本人の友達もあえてつくりませんでした。3ヶ月というのは当時の同僚が3ヶ月ぐらいたつと生活に慣れてくるわよ、と言ってくれたのでそれに希望を見出して、なんせ3ヶ月は辛抱しなくちゃと思いました。
このように実践で英語圏に行きますと、毎日のシビアな現実が待っています。それは交通標識を見て判断するような簡単なものから始まって、病院にかかったり、人からいろいろ質問されたりと、リアルな現実です。もちろん、すべてドラマチックで過酷なわけではありませんが、仕事を実践で体験しながら覚えると早くいろんなことが身につくように、日常が英語のトレーニングですし、実践で記憶する方が記憶の定着率は高くなります。
オーストラリアで生活していたときに一時期、日本語をしゃべれるオーストラリア人とオーナーと一軒の家をシェアーして住んでいたことがあります。そのオーストラリア人の男性は高校生のときに1年間日本に留学していて、日本語も上手でした。たったの一年間でこんなにしゃべれるようになるんだなぁと関心しましたが、やはり彼は日本人のホストファミリーのところに住み、途中で日本人の彼女ができたといっていましたから、どっぷりと日本語の社会にいたため日本語が上手になったのだと推測します。
もちろん、現地でしばらく生活することが、その土地の言語の習得の近道ですが、なかなかそれができない場合も多々あるでしょう。そのために、このサイトで映画や海外ドラマをおすすめしていますが、もっとリアルなオーストラリアのドキュメンタリー映画「ファースト・ラブ」という作品があります。3人の17歳の女の子たちの日常や、彼女たちの住んでいるメルボルンの田舎のことや、夢中になっているサーフィンのことを描いています。映画のようにセリフが作られていないので、聞き取りは難しいかもしれませんが、何度も何度も聞くと、アラ!不思議!だんだん聞き取れるようになりますヨ! インフォーマルな会話でしたら十分役立つフレーズもたくさんあり!3人の友達になったつもりで、言い方を覚えて、他の友達にまねて話してみましょう!友だちは言い方が似るっていいますからネ! ※この映画には英語字幕がありません。日本で流通しているもの、レンタルされているものは日本語字幕のみです。
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