交渉のスキル

「交渉」のスキル、なんてぎょうぎょうしいタイトルをつけましたが用は意思の疎通がスムーズにいってお互いがハッピーになれるように話しをするわざ、スキルのことです。しかし、いくら話しが上手でも、物事がお互いの思うとおりには進まないケースも多々あります。日本語でも同じことですが、言葉や言い回し、情報、例などをたくさんもっていて、それを瞬時に使うことができれば、希望がかなう確率はあがりますよネ!

 

 

まずは、「事実を言う」

-I just received this letter saying that my daughter did not qualified for financially.  Rolly Gilmore.  「そちらから手紙を受け取ったんですけど、娘が奨学金を受ける要件を満たしていないということなんですが。娘はローリー、ギルモアですが。」

-「最近、大金の収入がありましたよネ?」

-Ok, yes, we did recently recieved $75,000.  「そうですね、確かに最近75000ドル受け取りました。」 But here's the thing.  That money has gone.  「しかし、聞いてください。そのお金はもうないんです。」 I gave it to my parents.  I don't have it anymore.  「両親に返済して私はもうもってないんです。」 I swear.  You come over and search me.    「家に来て探してみてもいいです。本当に、私はもうもってないんです。」 I owed my parents that money because they helped me to put Rolly to Chilton.   And I wanna her to go to Chilton so she could get into Harvard.  But Harvard became Yale.   Now she's got in Yale and I paid them back for Chilton.  「ローリーをチルトンに入れるため両親から借金をしていたんです。ハーバード大学に入るために有利なようにチルトンに行かせたかったんです。結局、ハーバードがイエールになったんですが、イエールに行くことになったので両親に借金を返済したんです。」

-「お話しはわかりますが、大金を受け取ったのは確かでしょうし、私供にもルールってもんがありますし…。」

 

「希望」、「こうしてほしい」を言う、「他はどうしているヨ! 」と他と比較する

-Yes, but since I don't have that money anymore, and it just seems that shouldn't count.  「そうでしょうね、しかし、もうそのお金はない訳ですから、勘定にいれるべきじゃないんではないでしょうか?」 And nothing we can do.  「私にはもうどうすることもできませんし…。」 And Rolly is the most deserving kid there is.  Just seriously.  「大真面目に、ローリーはこの奨学金にもっともふさわしい子どもだと思います。」 I don't know you know Koala.  But they gave their scholarship. 「コアラ奨学金をご存知かどうか分りませんが、彼らからは奨学金をもらいましたよ! 」

-「私供もそうしたいと思いますが、今となってはどうすることもできません。」

 

「結び」、了承できなくても「分りました」という、「感想」または「すてゼリフ」、または相手が興味がなくても「今後どうするか」を言って電話を切る

-I understand.  OK, I have to figure something out.  Thank you. 「わかりました。では、こちらで何とかします。ありがとうございます。」

  

ギルモア・ガールズ3-21話より。ローレライがローリーの奨学金のことで電話で抗議する場面。 

 

 

■同じ言葉を繰り返す、悪い例ですが、効果があるときもあり! 

 

まずは「事実」と「希望」を述べる

-I came to see you. 「父さんに会いに来たんだ。」

-Okay....「そうか…。」

-I thought, maybe, I could crash here for a little while.   「できれば、少しの間、泊めてもらえればいいナって思って…。」 Just for a little while.  I don't need my own room or anything.  I just sleep on a couch.  「少しの間でいいんだ、自分の部屋とかそんなのはいらないから、カウチで寝られればいいんだ。」

-...... 「……」

 

相手に答えをうながす、理解できるまで聞く

-Say no if you want. 「いやならはっきり言ってよ。」

-Jess, come on.  You can't stay here. 「ジェス、泊めさせてやれないヨ!」

-Why not? 「なんでさ?」

-Because you can't. 「できないからできないんだ! 」

-Why not? 「なんでさ?」

-Because you can't. 「できないからできないんだ! 」

-Why not? 「なんでさ?」

-Because you can't. 「できないからできないんだ! 」

 

ギルモア・ガールズ3-21話より。ジェスとジミーの会話。 この後になぜできないかジミーが詳しく説明しますが、強調するという意味で相手によっては繰り返すことも効果的なときがあります。  

 

 

■時間をかけて周りから攻めていく

 

自分のほしいものを相手から引き出すには、時には時間がかかることもあります。まずは、全く関係ない世間話や、ときには天気など無難な話題からスタートしなければいけないケースもあります。この場面は、ニールがセーラが喜ぶであろうことを企画して警戒をゆるめ、家族のことなどを聞いて親しくなりたいことをアピールしています。ときには、長い、長い時間がかかる交渉もあります。辛抱強く続けましょうネ! 

ホワイトカラー2-5話より。

 

-Beautiful. 「(夜景が)きれいネ」

-Yeah. 「まさに…。」

-Nothing's changed.... I'm dead.  The city looks the same. 「私は死んだのに、街は全く変わってないワ。」

-As far as the world knows, you are no longer in it but it keeps turning. 「君がいなくなっても、世界は回り続けるもんだよね。」

-Yeah, certain things... 「そうね、あることが…」

-Humble you? 「君を謙虚にさせる?」

-Well, I was gonna say.... really piss me off, but, okay, yeah, sure.  Humble me. 「あら、そうじゃなくて、あたまにくるっていいたかったんだけど…、いいワ、謙虚にさせて。 」

-Oh, your passing didn't make a big enough splash? 「君が亡くなったことが期待ほど世の大事件にならなかったから?」

-A girl can hope!  「少しは期待したっていいじゃない! 」

-.......

-Parents? 「ご両親は?」

-Deceased. 「もう亡くなったワ。」

-Brothers and sisters? 「兄弟とか姉妹は?」

-Only child. 「一人っ子よ。」

-Cold fish? 「感情のない人?」

-No!   「ちがうワ!  」..... What do you want from me, Cafferey? 「カフリー、いったい何が目的なの?」

-Who says I want anything? 「誰が何かほしいって言った?」

-I do.  「私がそう思うのヨ。」 You are a con man.  「あなたは詐欺師よ。」 You smile for a living.   「人に微笑みかけて生計をたててるような人よ。」 And you are smiling at me right now.  「そして、あなたは今私に微笑みかけてる。」 So I know that you want something. 「それは、何か目的があるからでしょ?」

-All right.   I would love for you to pass me that fortune cookie.  「そうだね…、そのフォーチュンクッキーをとってくれたらとってもうれしいヨ。」

 

家族のこと、飼っているペットのことを聞くのは、今まで、仕事か、あいさつか、天気の話ししかしなかった相手に対しては、もっと親しくなりたいことを示す大きな? ステップです。

ここは聞けるような雰囲気のとき、少しずつ、ジワジワと攻めていきましょう。

Do you  have niece or nephew? 「甥とか姪とかいる?」

what kind of dog do you have? 「どんな種類の犬を飼ってるの?」

What's her(his) name?  「名前はなんていうの?」

How old is your child? 「お子さんはいくつですか?」 

What grade is she(he) in? 「何年生?」

など、躊躇なく答えが返ってくるものから質問していきましょう。しかし、相手が自分の話しで盛り上がり、本来の目的である自分に心を許すことから逆方向に行くこともありますので、要注意です! 

 

ホワイトカラー2-5話より。