そのものズバリを言わない
英会話初心者のころは、遠まわしにいう言いかたが分からなくて、よくぎょっとされることが多々あるかと思います。周りが初心者だと配慮してくれるうちは多少の間違いとかぎょっとされることとか、無遠慮にふるまっているように見える事とかは外国人だと思われて多めに見てもらえることもありますが、それも最初のうちだけで、ぎょっとされることは人をびっくりさせることですから、できれば、あまりに唐突な言いかたや、無礼な言いかたはなるべく避けて、丁寧で、遠まわしな言いかたを覚えましょう。 超初心者でしたら、言い方をやさしく、ゆっくりするだけでも効果的です。
be動詞 + supposed to はよく出てくる間接的な言い方で、「本来はそうすべきことじゃない(なかった)わよネ。」というようなニュアンスの言葉です。 We were supposed to be mourning. 「私たちは本来は嘆き悲しむべきところよ。」(嘆き悲しむべきところなのにしていなかった。)セックス・アンド・ザ・シティ6 18話より、レキシーの葬儀で騒いでいるキャシーとアンソニーにシャーロットがたしなめる場面。
I don't think と are(is) supposed to の組み合わせで、直訳で「~するものだとは私は思わない」というような意味になります。I don't think をつけないで、You are not supposed to ... 「ユーアーノット、サポーズドトウ~」というより遠まわしな印象になります。
I don't think you are supposed to say "maid" anymore. 「『メイド』という言葉なんてもう使わないと思うけど…。」
I don't think we are supposed to say "vibrator" over dinner. 「『バイブレーター』は食事の席でいう言葉じゃないと思うけど…。」
セツクス・アンド・ザ・シティ6 18話より、アレキサンダーがキャシーの友人を招いたパーティでのシャーロットとキャシーのセリフ。
■そのものズバリを言えない
この引用は、「アイラブユー」と言いたいところだけれど、なかなか言えず、「アイライクユー」すら言うのに躊躇している場面のセリフです。
-I..... I don't say these things often.....or lightly in case might be misinterpreted.... or too much might be read in to them.... 「えぇと…、私はいつもはこんなことは言わないのよ、軽く言ってしまって誤解されることもあるでしょ…、それに深読みされることもあるでしょ…。」
-What? 「何のこと?」
-I do... 「私は…」
-Keep going. 「続けて。」
-Like you. 「あなたが好きよ。」
-Right! 「そうか! 」
-Right! 「そうよ! 」
-A lot! 「とってもネ! 」
ものごとをストレートに言わず、前置きの言葉をたくさんおくことで、衝撃をカバーすることができるセリフです。この場面とこの状況では、前置きが長くても「アイライクユー、アロット」をキャサリンが言ってくれたことにベンはとても満足しているようです。
奥さまは首相~ミセス・プリチャードの挑戦5話より ※このDVDには英語字幕がありません。
■簡単な単語で話そう