お金の問題、貸す、借りるなど
お金の会話はとても重要な問題です。万人の関心事でもあり、センシティブな問題でもある、「お金」や「愛情」などについて話すときは勘違いや誤解がないように注意深く話したいものです。「お金」や「愛情」などは生命に関わるものですから、これを少し間違うと、大切な友情を失ったり、 信頼をなくしたりするするときもあります。しかし、初心者のうちは許されるか、重要視されずに無視される場合もあって逆にラッキーな場合もあったりしますが…。また、人に何かを借りるときなどは、それがお金でなくても丁重にお願いしたいものです。
■-That new make up you bought. Do you mind if I borrow it? 「その君が買ったという化粧品だけど、ちょっと貸してくれないかな。」(直訳では、私が借りたらあなたは嫌がりますか。)
ドクター・ハウス2-10話より
borrow = 後で返さなければならない他の誰かのものを使うこと
上のドクター・ハウスのセリフは、直接的に言うと、Can I borrow your new make up you bought. 「あなたが買った新しい化粧品を貸してくれませんか。」になりますが、do you mind if.... とか、I was wondering if... などを使い、心持ちゆっくり話すと丁寧に聞こえます。
■日本語でもそうですが、直接的なことは一切言わず、その周辺のことだけ話して何をしてほしいのか相手に理解してもらう方法もあります。これは、子どものときから誰でもしていることですネ!
I have a little problem buying a car. 「車を買いたいんだけど、ちょっと問題があってね…。」
I have a saving account at your bank. 「あなたの銀行に預金口座があるんだけど…。」
I don't think I have enough balance left in my saving account right now. 「今の時点では、預金残高はあまりないと思うんだけど…。」
ここまで、言えば、銀行員でしたら、何をしてほしいのか分りますよネ。
それでも、こちらの出方を待っているようでしたら、
So I was just wondering.... if you could.... 「なので、できれば…。」と言えば、「ご融資ですネ!」と言ってくれるはずです。
■また、お金を貸すのを断るときは、いっそう遠まわしな言い方にならざるを得ません。
-I am so sorry, Ms. Bradshaw. But you are not desirable candidate for a loan. 「大変申し訳けありません、ブラッドショー様。あなたは私供にとっては、ローンを組むのには望ましい志願者ではないようです。」
セックス・アンド・ザ・シティ4-16話より
簡単に言えば、
We can not loan you money. 「私供はあなたにお金を貸すことはできません。」
ですが、社会人であったらこんな直接的な断り方は顧客に対しては使わないほうがいいということは皆さん周知のことでしょう。
友だちでしたら、
I don't think I could do it for you. Sorry! Because I've just got a new car! 「ごめんなさい。できないワ。だって、新しい車を買ったばっかりなんだもの…。」などと、適当な理由をつけて間接的に表現しましょう。そうした方が友だちのためだったりもしますヨ!
■簡単な単語で話そう