yes 「イエス」と no 「ノー」-日本語との違い
英語の受け答えの yes 「イエス」と no 「ノー」は微妙に日本語の「はい」と「いいえ」と違っています。英会話に慣れるまでは、日本語に一旦訳してから返事をしたりする場合もあり、「イエス」と「ノー」が頭の中でごちゃごちゃになってしまう危険性が多くあります。日本語に訳さないで、英語のまま理解できるようになると「イエス」「ノー」の受け答えも、どちらかいちいち考えなくとも瞬時に言えるようになり、言葉を発する前に一瞬悩んで会話のテンポをみだしたり、自分は無言のまま会話が進んでしまうことは確実に減ります。
基本的には、物事を否定する場合は「ノー」で、肯定する場合は「イエス」ですが、会話中に理屈を考えている時間はないので何度もそのような会話に遭遇してテンポよく「イエス」「ノー」を言えるように慣れるしか方法はありません。
■肯定形で聞かれた場合、否定形で聞かれた場合
①肯定形で聞かれた場合
-Do you know that? 「そのこと、知ってるの?」
-Yes, (I do.) 「はい、知ってます。」
-Do you know that? 「そのこと、知ってるの?」
-No, (I don't.) 「いいえ、知りません。」
②否定形で聞かれた場合
-Didn't you know that? 「それ、知らなかったんですか?」
-No, (I didn't.) 「はい、知りませんでした。」
-Didn't you know that? 「それ、知らなかったんですか?」
-Yes, (I did.) 「いいえ、知っていました。」
①の肯定形のときは日本語に直したとしても「イエス」「ノー」を答えるのに頭の中は混乱しないと思いますが、②のように否定形で聞かれたときは日本語に訳してから答えると逆のことを言ってしまう可能性もあります。
■否定形で聞かれたときに注意
-Didn't you just invite me? 「今、僕を誘わなかった?」
-No. 「えぇ、誘ってないけど。」
-You told me to have all I wanted. That sounded invitation-like. 「好きなだけ取っていいよって言ったでしょ。それが、なんだか誘ってる感じだったから…。」
ギルモア・ガールズ2-16話より
このセリフを例にとると、日本語ですと、「僕を誘わなかった?」と聞かれたら、「はい、誘っていません。」でも、「いいえ、誘っていません。」でも誘ってないことになりますが、英語ですと、「ノー」は誘っていない、「イエス」は誘ったということになってしまいます。
-It's too big. 「ここは広すぎるよ。」
-It's not too big. Next! 「広すぎないワ。次!」
-I don't need two bathrooms. 「バスルームが二つも必要ないよ。」
-Yes, you do. Next! 「いいえ、必要よ。次は?」
-I like being on the bottom floor. 「一階のほうが好きだナ。」
-Top floor's quieter. 「最上階のほうが静かよ。」
これはルークが自分の考えを言っているだけでローレライに尋ねているわけではありませんが、ローレライは「イエス」で二個のバスルームが必要だと肯定しています。 もし、ここで、No, you don't. とローレライが答えたとすると、「そうよね、あなたの言うとおりバスルームは二個も必要ないわよね。」と言うことになるでしょう。
ギルモア・ガールズ2-15話より
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