アリー・マイラブ シーズン5
「アリー・マイラブ」は、弁護士事務所に働く弁護士のアリーと同僚の仲間たちが繰り広げる依頼人との様々なエピソードや恋愛、家族、法廷、職場などでの英会話盛り沢山のドラマです。アリーや弁護士仲間の英語もはきはきしていて分かりやすい英語です。
特に法廷でのやりとりは陪審員が理解できるような英会話が目的の一つであるため分りやすくリスニングや英語の勉強全般にはもってこいです。法廷や裁判の用語だけでなく、難しい単語や言い回しもあり上級を目指す人にもおすすめです。
■登場人物
アリー: 現在31歳。独身。美人でまじめで仕事もできる。言葉ははきはきしていて、たまに感情的になると超早口になるが、英語は分かりやすい。ユーモアのセンスもあり、使い方をぜひマスターしてください!
リチャード: アリーが勤める弁護士事務所の共同経営者の一人。ちょっともにょもにょと分かりづらい英語のときがあり。
ジョン: 弁護士事務所の共同経営者の一人。人間としてもすばらしい人。リーダーシップもあり。法廷での彼の英語は分かりやすく説得力もあり、ぜひ勉強してください!
ジェニー: アリーと道でぶつかってアリーの働く弁護士事務所で働くことになる。弁護士としては新米。グレンの元彼女。はきはきしていて分かりやすい英語を話す。
グレン: リチャードが雇った弁護士。ジェニーの元彼。彼の英語も分かりやすい。そしてとてもキュート!
ビクター: アリーの家の配管工事人。しゃべり方はすこし分かりにくいところもあり。 というのも、この方は本職は歌手ですからネ! カツゼツの悪さはルックスでがまんしてあげてください!
■おすすめレベル: 上級、英検2級程度~
■セリフの速さ(話すスピード): 少し速い
■セリフのおもしろさ: おもしろい
■セリフの簡単さ(簡単な単語を使っているか): 少々難しい
■セリフの鮮明さ(何を言ってるかわかりやすいか): 少々不鮮明
■このドラマでよく出てくる裁判、法廷、訴訟などでの用語
・jury =「ジューリー」 陪審員
・fraud = 「フロード」詐欺、不正、虚偽
・withdraw = 「ウィズドゥロー」取り下げる。
ドラマでは、 withdrawn と過去分詞形で法廷で頻繁に使われていて、「(発言
を)取り下げます。」という意味になります。
・illegal = 「イリーガル」違法。「リーガル」合法とあわせて覚えられますよネ!
・guilty = 「ギルティー」有罪の。もう日本語英語になってますよネ。
・testify = 「テスティファイ」証言する 。名詞の testimony 「テスティモニー」もよく出てくる単語です。
・dismiss = 「ディスミス」却下する、免責する。 The murder charges against you are dismissed. 「あなたの殺人罪は却下します。」(裁判官の言葉)。
・settle = 「セトル」解決する、和解する、決着をつける
・debate = 「ディベート」公開で議論する
議論するだと、argue 「アーギュ」とかtalk「トーク」という単語を思い浮かべ
ますが、「ディベート」は「公開」というところがミソです。
・counsel = 「カウンシル」弁護士
他にも、同じ意味で、attorney「アトーニー」、lawyer「ローヤー」、barrister 「バリスター」なども使われています。
・verdict = 「バーディクト」評決、判決
ドラマの中では、裁判官が、Has the jury reached a verdict? 「…リーチト
ア バーディクト?」「陪審の皆さんは評決に達しましたか。」と聞く場面が度々
あります。
・defendant = 「ディフェンダント」被告人
ディフェンス「守る」の変化形。訴えられて自分を防衛する人と覚えるといいで
すネ。
・plaintiff = 「プレインティフ」原告、提訴人、訴えた人
ドラマの中では、法廷で、陪審が評決を発表するときに、On the matter of A
versus B, we find in favor of the defendant(or plaintiff). 「A対Bについ
て、我々は被告(原告)を勝訴とします。」というセリフが度々出てきます。
・objection! (Your honor) = 「オブジェクション、ユアオナー」(裁判官)意義あり!
法廷で度々、弁護士が言う言葉です。この発言について裁判官が以下のようにうながします。
①overruled = 「オーバールールド」「異議を却下します。」意義を却下して、そのまま進めます。
②sustained = 「サステインド」「異議を認めます。」意義をみとめて今までしていたことを中断します。
・trial = 「トライアル」裁判、公判
この単語にはいろいろな意味がありますが、このドラマでは「トライアル」といえ
ば「裁判」です。
・court =「コート」裁判、裁判所、法廷
・appeal = 「アピール」上告する、上訴する、上級裁判所に不服を申し立てる
普通の会話での使い方は日本語にもなっている「アピールする」「注意を喚起す
る」ですが、法律用語ではこのようになります。ドラマでは、裁判に負けたとき
に、 We can appeal if you want. 「もし希望なら上告も可能ですよ。」とい
うセリフが度々聞かれます。
・closing = 「クロージング」最終弁論。弁護人が最終的に述べる意見。この後に判定が出るので弁護士の説得力が大いに影響する重要な意見陳述です。