ラブ・アクチュアリー
家族や親子のドラマ、ラブストーリー、仕事の人間関係のドラマなど、複数のドラマが織り込まれている「ラブ・アクチュアリー」は、様々な場面での様々な使える会話がふんだんにつまっています。どの場面をとっても使えるセリフ満載の映画です。
個人的には最初のヒューグラントの長いセリフと空港でのさまざまな人々の出会いのシーンを見るのが好きです。何度見ても心が温かく穏やかになります。何度も繰り返して見ているうちヒューグラントのセリフも記憶してしまいました。
Whenever I get gloomy with the state of the world I think about the arrival gate at Heathrow airport. General opinion makes out that we live in a world of hatred and greed, but I don't see that. Seems to me that love is verywhere... it's always there, father and sons, mothers and daughters, husbands and wives, boyfriends, girlfriends, old friends.... If you look for it, I've got a sneaky feeling you'll find that love actually is all around. 「世の中が憂鬱な雰囲気の時はヒースロー空港の到着ロビーをイメージするようにしている。(世界はいろんなことがあるけれど)私は愛はいたるところにあふれていると思う。それはいつもそこにあるものだ。父と息子、母と娘、亭主とその奥さん、彼氏、彼女、昔の友だち、、、探してみれば愛は実はそこらじゅうにあったりする。」 なかなか味のある真実にあふれたセリフだと思います。
■首相 Prime Minister の印象的なセリフ
We could, of course, try to be clever. But let's not forget that America is the most powerful country in the world. I'm not gonna act like a petulant child. .... Who do you have to screw around here to get a cup of tea and chocolate biscuit.
「もちろん、私たちは賢く立ち回る必要があるけれども、アメリカは世界中で一番強力な国であることを忘れてはいけない。なにも、私は短気な子どもみたいに振舞うつもりはないが。‥‥ 誰かここにお茶とチョコレートクッキーでも持ってきてくれないかな。」
You live with your busband? Boyfriend? Three illegitimate but charming children?
「ご主人といっしょに住んでるの?それとも彼氏と? 三人のかわいい隠し子がいたりして?」
知りたい情報があるときに、そうであってほしくない結果を逆に質問形式で聞くことはどこの国の人でもやることです。そうすると自分の心をさとられずに済みますからね。プラスこのセリフは illegitimate がはいっているので高度なブラックユーモアです。個人的にはちょっと上級すぎて使える場がなさそうです。
illegitimate child : 嫡出でない子ども
-Aren't you a Prime Minister? 「首相ではありませんか?」
-Yes, in fact, I am. Merry Christmas. Part of the service now. Trying to get round everyone by New Year's Eve. 「実はそうなんです。メリークリスマス。公共サービスの一環としてやっています。31日までにはみんなに回れるようにしているところです。」
■おすすめレベル: 上級、英検2級程度~
■セリフの速さ(話すスピード): 少し速い
■セリフのおもしろさ: おもしろい
■セリフの簡単さ(簡単な単語を使っているか): 少々難しい
■セリフの鮮明さ(何を言ってるかわかりやすいか): 少々不鮮明
スクリーンプレイも販売されていますので、いっしょに買って徹底的に勉強してください。