映画の英語字幕と日本語字幕をフルに使って、リスニングと英会話を学習しましょう。映画は現代の日常の「ドラマ」や「ラブストリー」がおすすめです。あまりショッキングなドラマになっていない日常的な会話が入った映画の方がおすすめです。映像だけでなく会話が多いものを選びましょう。
最低5回は見てください。5回見ても全くセリフについていけなかったらその映画やドラマは少し難しすぎるかもしれません。もう少し簡単なものを選びましょう。
自分のレベルより少し難しいものを繰り返し見たり聞いたりしているうちにセリフを覚えてしまうでしょう。最初のうちは英語字幕や日本語字幕を使って会話の内容を理解することから始めましょう。
慣れてきたら、忙しい時でも何か家事でもしながらうしろに流しておきましょう。次のセリフが自分の口からでてくるようになります。日常で使える場面もよくわかるようになります。
私の甥が幼稚園児のころ「風の谷のナウシカ」を飽きもせず何度も何度も見ていました。私も一緒に見たときがありましたが、彼は次に出てくるセリフが言えました。繰り返し見ている効果はすごいものがあります!
■ポイント1 ハードルを上げすぎない - しかし適度な緊張感は必要
つい欲張って難しい題材に取り組みたい気持ちは分かりますが、自分が分かる範囲の簡単な日常のドラマを取り上げた映画を選びましょう。かといってあまり簡単すぎるとすぐあきてしまいますから題材選びは重要なポイントです。
■ポイント2 好きな俳優、女優がでているものを選ぶ
好きな俳優、女優を見ながら学習することは何回繰り返しても見たい気持ちをアップさせるモチベーションになります。容貌はもちろんですが、それに加えて声がよければヘビーローテーションに耐えられます。 また、自分が英語を話したらこんなふうに話したいというようなモデルをさがしましょう。見つけたら、その俳優や役柄のしゃべり方に近づくように使っている単語や語彙やイントネーションをまねてみましょう。サッカーの好きな少年がベッカムのようになりたいといつも思って練習するのと同じようにロールモデルを持ちましょう。漠然と英語がしゃべれるようになりたいと思うより目標がはっきりします。
■ポイント3 まずは物語を理解しよう
物語を理解するまでは日本語字幕、英語字幕の両方を使って見ましょう。
分からない単語が出てきたら辞書で調べる努力をしましょう。勉強と思ってやるとやる気もうせますから、何度も繰り返し見ていくうち気になるものだけを調べるような気軽な気持ちで繰り返し見たり聞いたりしましょう。
■ポイント4 慣れてきたら日本語への置き換えをやめよう
物語を理解したら、その後は英語は英語として頭にいれるようにして日本語への置き変えはやめましょう。たとえば、Oh, my God! 「オーマイゴッド! 」というふうに言っているシーンがあったとしたら、物語の流れでそのセリフはどのようなときに使っているのかを考えて oh, my god 「オーマイゴッド」は oh, my god 「オーマイゴッド」として覚えましょう。それはスピーキングの時にとても役立ちます。スピーキングのときに日本語を英語におきかえていると意味が通じないか、おきかえに時間がかかり何も話せないかになってしまいます。英語を聞くことに慣れてきたら英語は英語の世界があることが理解できるはずです。