I like you. あなたのこと好きよ-ブリジットジョーンズの日記

女から男へ、またはその逆でも I love you.  は義務とか責任をともなう言葉なので、そうそう簡単には使えませんが、I like you. でしたら好意を寄せていることを正直に表したいときは積極的に使いたいものです。しかし、日本語と同様になかなか勇気が出ないし、むやみにストレートに言っても逆効果のときもあるかもしれません。しかし、ブリジットとマーク・ダーシーのようにけなしてほめるみたいにユーモアをそえて話すとスムースに自然に伝わるのではないでしょうか。  

 

 

このシーンはブリジットがマーク・ダーシーに今まで誤解していたことをわびて、逆に好意があることをユーモアをまじえて表現しているセリフです。

 

I just have something that I want to say.  「ちょっとあなたに言いたいことがあるんだけど…。」 You once said that you liked me just as I am.  「以前にありのままの私が好きだって言ったわよね。」 And I just wanted to say likewise.  「あなたに同じ言葉をお返ししたいの。(直訳で、私は同じように言いたい)」

 

I mean, there are stupid things your mom buys you.  Tonight is another classic.  「あなたのお母様があなたに買ってくれるあまりかっこいいとはいえないものはあるけど…。今日もまたそれをしてるけど…。」 You are haughty and you always say the wrong thing in every situation.  And I seriously believe that you should rethink the length of your sideburns.  「あなたは鼻が高いし、いろいろな場面で不似合いなことを言うときもあるし…。それと、もみあげの長さを今一度考える必要があると思うけど…。」

haughty = 高慢な、お高くとまっている

sideburns = もみあげ

 

But you are nice man.  And I like you.  「だけど、あなたはいい人だし、私、あなたのことは好きヨ。」 If you wanted to pop by sometime, that might be nice.  More than nice.  「もし時々家によってくれたらうれしいワ。うれしい以上のものがあるけど。」

More than nice.  の前にたっぷり一呼吸おいて言うと、とっても期待していることを相手も理解してくれるでしょう!

ブリジットジョーンズの日記」より

 

 

■上の言葉はマークがブリジットに以前に言った言葉に対応しています。

 

カップルだけのパーティーに招待されたブリジッドが帰り際に、マークから予期せぬうれしい言葉を聞きます。マークは彼女のテレビでの醜態をなだめて、悪意はないし、逆に好意的だということを言います。

 

I'm sorry if I've been....  I don't think you are an idiot at all.  「もし、僕が何かしたなら悪かったよ。だけど、君がばかだなんて全く思ってないよ。」 I mean, there are elements of the ridiculous about you.  Your mother is pretty interesting.  And you really are an appallingly bad public speaker.  「君のばかげた要素はあると思うよ。君のお母さんはとてもおもしろい人だし、君はおそろしいほど公共の場でのスピーチには適さない人だし…。」 You tend to let whatever is in your head come out of your mouth without much consideration of consequences. 「もの事の結果をよく考えないで頭に浮かんだことをすぐ口にだす癖があるし…。」

appallingly = おそろしいほど、驚くばかりの

 

I realize that when I met you at the turkey curry buffet that I was unforgivably rude and wearing a reindeer jumper that my mother had given me the day before.  「ターキーカレーのブッフェパーティーで君にあったときの僕は許しがたいほど失礼だったと思うよ。その上、あの日は前の日に母がくれたトナカイのセーターを着ていたし…。」

 

But the thing is...  What I'm trying to say...  Very inarticulately is that, in fact, perhaps, despite appearances I like you very much.  I like you very much just as you are. 「要するに…、何が言いたいかというと…、とても分かりにくいとは思うけど、見かけとは違って僕は君のことがとても好きなんだ。そのままの君のことがとても好きなんだ。」

inarticulately = 不明瞭に、口下手に