算数、数字に関する英会話
映画やドラマの中ではなかなか算数に関するものはでてきませんが、これらは一度覚えてしまえば簡単に会話に応用することができます。
■「デーブ」の中で少し出てくるのは掛算と足し算です。
Twenty three million dollars times twelve months. ($23,000,000 x 12 months) 「2300万ドル掛けることの12ヶ月」
足すことは「デーブ」の中のセリフでは add 「アド」を使っています。 plus 「プラス」をつかうこともできます。
That'll be add 47 million. 「これに4700万ドルが足されます。」
掛算は times 「タイムズ」、
割算は divide 「ディバイド」、
引き算は minus 「マイナス」を使うことができます。
10 x 4 = 40 Ten times four equals forty.
10 ÷ 2 = 5 Ten divided by two is(equals) five.
10 - 7 = 3 Ten minus 7 equals three.
1 + 1 = 2 One plus one equals(makes) two.
「デーブ」の;
■おすすめレベル: 中級、英検準2級程度~
■セリフの速さ(話すスピード): 普通
■セリフのおもしろさ: 普通
■セリフの簡単さ(簡単な単語を使っているか): 普通
■セリフの鮮明さ(何を言ってるかわかりやすいか): 鮮明
■英語で「いくらいくらドル」、「いくらいくら円」と桁数の多い数字を言うとき、なれていないと、はたと言葉につまってしまうときがありませんか? (私はしょっちゅうです!)
-At 8 o'clock this morning Summer's wife and son went to the bank and told the manager he's been kidnapped and held for ransom. 「今朝8時にサマーズの妻と息子が銀行に行き、支店長に、彼は誘拐されて身代金を要求されたと言っている。」
-One million, one hundred ninety one thousand, four hundred seventy six dollars, and nineteen cents, to be exact. 「それは、119万1476ドルだ。正確には、それと、19セント($1,191,476.19)だ。」
分りやすく、分解するとこうなります。セリフより分りやすいような数字にすると、
1,000,000 = one million 「…ミリオン」「…百万」
191,000 = one hundred ninety one thousand 「…ハンドレッド…サウザンド」
「十九万一千」
476 = four hundred seventy six 「…ハンドレッド、…」「四百七十六」
ポープとコマンダーテイラーが事件をみんなに説明する場面。クローザー5-2話より。
-This will, you will be named sole beneficiary of his estate, totaling ..... 4 hundred, 78(seventy eight) thousand, 7 hundred, 66(sixty six) pounds!! 「『遺言によりますと、あなたはマリンズ氏の唯一の相続人です。相続財産合計は47万8766(478,766)ポンドです。』!! 」
-32(thirty two) p. 「と、32ペンスよ。」
ローズマリーアンドタイム 5話より。ローラがローズマリー宛の手紙を読む場面。ちなみに、150円で換算しますと7千万円強です。
-I want you to count backwards from 100(hundred) by sevens. 「百から7つづつ引いて数えてみて。」「…カウント、バックワーズ、フロム、ハンドレッド…」
-Seriously? 「本気で言ってるの?」
-Seriously. 「ああ、本気だ。」
-100, ..... 93, .... 「ワンハンドレッド(100)、… ナインティスリー(93)、… 」
数字を使って表現するのは、理屈を考えるより覚えてしまいましょう。こんな表現は頻繁には使わないかもしれませんが、数字と一緒に出てくる単語を記憶するだけでも、リスニングや理解力がアップしますよ! ロイヤル・ペインズ~救命医ハンク~5-12話より。
-It's a bank records. ..... the transaction there. Repeated deposits in the amount of $3,500 (thirty five hundred) dollars. 「こちらは銀行の記録ですが、そこに取引の記録があります。その中に3500ドル(日本円で35万円ほど)の振り込みが度々あります。」
ピーターの弁護士が法廷で証人の娼婦を問いただす場面。 グッド・ワイフ 彼女の評決 12話より。このように、「スリーサウザンド、ファイブハンドレッド」を「サーティファイブ、ハンドレッド」とも言います。「3x1000と5x100」か「35x100」かの違いですが、うしろがゼロの場合は「サーティファイブ、ハンドレッド」「35x100」の方が分かりやすくて短く表現できます。
grand 「グランド」とか、K「ケー」とかは、千の単位に使える便利な言葉です。
シェークスピア&ハサウェイ探偵事務所に依頼された犬のティムの捜索の賞金は、
£25,000=Twenty five thousand pounds = 2万5千ポンドです。(4百万円弱)
これをドラマの中では、
25K=Twenty five K 「トェンティファイブケー」または、
25 grand = Twenty five grand 「トェンティファイブグランド」と言っています。
ティムの身代金は£200,000=Two hundred thousand pounds=20万ポンドです。(3千万円強)
これをドラマの中では、
200K=Two hundred K 「トゥーハンドレッドケー」または、
200 grand =Two hundred grand 「トゥーハンドレッドグランド」と言っています。
■何分の何、とかの分数はどう表すの?
これは「日本語を英語に訳す」というふうにはいきませんので、丸暗記をしましょう。
-I like it. The apartment. 「気に入ったよ。このアパートメント。」
-It's a fifth the size. 「広さは前の五分の一よ。」
-Do you miss the house? 「前の家が恋しいか。」
-No. Sometimes. 「そうじゃないけど。時々はね。」
夫のピーターが引っ越し後に初めて住まいに帰り、台所でアリシアと話している場面です。以前の一軒家に比べるともちろん狭そうですね。グッド・ワイフ 彼女の評決 15話より
他の分数は次のように表すことができます。
half 「半分」「二分の一」「ハーフ」
one third 「三分の一」「ワンサード」または、third 「サード」
two third 「三分の二」「トゥーサード」※(トゥーが分子でサードが分母を表します。)
quarter 「四分の一」「クオーター」または、one fourth 「ワンフォース」、fourth 「フォース」
one fifth 「五分の一」または、fifth「フィフス」
■足し算や引き算は日常の会話の中でも気軽につかうことができます。
-Charlotte discovered that a plus one plus one ex-mother-in-law equals disaster. 「シャーロットは、完璧なパーティーの『つれ』と思っていた男性、プラス、元義理の母、は、イコール災難だということを発見しました。」
最初の a plus one は「パーティーに連れていく『つれ』」を意味します。この「つれ」は、シャーロットの元夫のトレイではないので、女性でしたら、この算数式は恐怖だということを理解できますよネ…。
-And suddenly, there he was, looking cuter than I remembered and minus one girlfriend. 「そして、突然、彼が現れました。記憶よりもっとステキで、しかも彼女を連れていません!」 直訳では、「彼、マイナス彼女」、または「彼、しかも彼女なし」というふうになるでしょうか。
セックス・アンド・ザ・シティ5-5話より
-Why didn't you tell me the promotion you offered. 「なぜ私にあなたの昇進のこと言ってくれなかったの?」
-.... You want to move back to DC? 「…、ワシントンに戻りたいか?」
-..... 「…(無言)」
-That's what I thought. Plus we have to give up two third of our income. Plus you have to find another job. Plus, plus, plus, plus..... 「思ったとおりだ。それに加えて収入の2/3をあきらめなくちゃならないし…、その上、君は新しい仕事を探さなくちゃならないし…。そのから、それから、それから…。」
クローザー5-15話より。フリッツがワシントンに栄転になることをブレンダに話す場面。フリッツのセリフの「…プラス、プラス、プラス…」が、それによっておこる問題の多さを表しています。「その上」とか、「それに加えて」でしたら他の表現方法もさまざまありますが、「プラス」は口語では日本人にもなじみのある単語で、使いやすいですよネ!
-You like superheros. 「君はスーパーヒーローが好きなんだね。」
-Those that go above and beyond what ordinary human can do. 「ああ、平凡な人間の能力を超えた力があるからね。」
-Yeah, that's you! Minus the cape! 「そうだな。まさに君のことじゃないか! マントはないけれど。」「ザッツユー、マイナス、ザ、ケイプ」
ピーターとエイブリーの会話。28歳にして株価操作詐欺集団の首謀者であるエイブリーをピーターが賞賛している場面。ホワイトカラー8話より。That's you! Minus ... 「ザッツユー、マイナス~」で、人をほめたり、笑いをとったり、いろいろな応用ができそうなセリフですよネ!
■ドラマの中の英会話表現
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友だちとの会話
恋愛の会話
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